白石病院 糖尿病 友の会
「三思会」 会報 第9号
発行日: H 30年 12月 15日
第9回 三思会総会を終えて 検査室
臨床検査技師 西谷 茉莉
11月17日(土)全国糖尿病週間に合わせて、第9回 三思会総会が開催されました。当日は好天にも恵ま
れ、総勢四十名の患者様に参加していただきました。
始めに、当院管理栄養士による「減塩への一歩」のレクチャーが行われました。減塩で大切なことは、一
日一日少しずつ減らしていき、長く付き合っていくことなので、日頃の食生活で塩分の摂取量を減らすコツ
や料理の際に味付けを塩分だけに頼らない方法を話していただきました。続いて、愛媛大学附属病院糖尿病
内科の川村良一先生をお招きし、「自分でできる糖尿病の予防と治療」と題して、特別講演を行っていただ
きました。糖尿病治療の主役は患者様自身であるということ、自身で簡単に筋肉量の確認ができる方法など
を教えていただきました。参加された患者様も興味深く聞かれており、会場は終始和やかな雰囲気でした。
講演後には、尺八と箏による演奏が響きわたり、美しく力強い演奏に皆さま引き込まれておりました。
来年、三思会は十回目を迎えますが、今後とも患者様に寄り添い、お手伝いしていきたいと思います。
特別講演
自分でできる糖尿病の予防と注意点
愛媛大学附属病院
糖尿病内科
川村良一先生
レクチャー
減塩への一歩 尺八と箏の演奏会
管理栄養士 藤澤美緒
今年の三思会も例年通り各メーカーによる展示のほか検査室では、無料で血糖測定を行い、大盛況で
した。お忙しい中、多数ご参加して頂きありがとうございました。(スタッフ一同)
さて、今回のレクチャーでもお話があったように日頃、「低カロリー・糖質オフを気にする」人は多
いですが、「塩分を気にする」人は少ないように思います。
糖尿病と高血圧が重なると心筋梗塞・心不全・脳梗塞を発症する可能性が高く、また脳梗塞は脳血管
性認知症、糖尿病からはアルツハイマー病発症の可能性が高まり、血糖と血圧、両方の管理が大事と
言えます。
食塩量を調整する理由を知って、日頃の食生活を見直すきっかけになればと思います。