トップページ  »  部署紹介  »  整形外科  »  問24 ハムストリングス(解剖1)(対象:小学生以上)

問24 ハムストリングス(解剖1)(対象:小学生以上)

 

kamogawa0-61.jpg24ハムストリングス(解剖1)(対象:小学生以上)
 
 日本には「スポーツ学・術」や「コーチ学・術」の教育システムがありません。自らの経験論や失敗談が細々と伝承されます。郷里の英雄伝のような話です。
ヨーロッパの様に「システム化」された運動理論がないのです。一方、病気の方には世界で一番親切なシステムが備わっています。「国民皆保健」です。しかし、健康な人をより鍛え上げるシステムが全くありません。
 
2008年北京オリンピックの結果は周知の通りですが、特筆すべきは金メダル数です。中国の51個に対して日本9個。体型差のない民族でどうしてこれだけの差がついたのでしょうか?それぞれで一度考えてみてください。
日本のスポーツを支えるシステムの未熟さと、選手への報償のなさが露呈された気がします。「病人に手をさしのべるオリンピック」があれば日本は間違いなく金メダル量産ですね。そんなお国柄です。
 
日本には、正常の人体解剖や運動整理も系統的に選手に教えるシステムがありません。保健体育の数時間のみです。医学部の医者ですら病気の説法ばかりで、障害なく鍛え上げる説法などありません。
折に触れてスポーツに必要な人体解剖の話もしていきましょう!
 
 
ハムストリングス(hamstrings)とは太腿の裏の筋肉の総称です。「ハム」とはもも肉kamogawa3-54.jpgの事ですよね。「ストリング」というのは紐(ヒモ)とか弦(ゲン)とかという意味です。もも肉をしめておくヒモに使ったという説や、外から見ると皮膚上に浮き出てゲンの様に見えるからという説もあります。最後の「ス」は複数形のsです。筋肉が複数あるという意味です。 
膝を曲げる筋肉(膝屈筋群)です。貴方の膝の裏を触ってみてください。内側のスジと外側のスジがありますよね。膝窩の両側の索状物を確認できましたか?内側の筋肉を内側ハムストリングス(medial hamstrings)、外側の筋肉を外側ハムストリングス(lateral hamstrings)と呼びます。是非覚えてください。
 内側は半膜様筋・半腱様筋・(薄筋・縫工筋)から成ります。外側は大腿二頭筋から成ります。筋肉の名前までは覚える必要はありませんが、どこの骨からどこの骨に付いているか知っていてもいいですね。図の如く、坐骨から脛骨と腓骨に付きます。
 ハムストリングスは膝関節の屈曲、股関節の伸展に関与する重要な筋肉です。また打撲、肉離れ、腱の付着部炎などを引き起こす障害を受けやすい筋肉です。

 

このページの先頭へ

crema design menu