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問23 連続得点されないこと(バレーボールの得点意識)(戦術1)(対象:中学生以上)

 

kamogawa0-57.jpg23連続得点されないこと(バレーボールの得点意識)(戦術1)(対象:中学生以上)
 
 球技は得点差にて勝敗が決まる。この中には、バスケットボールやサッカーなどの「時間制限スポーツ」と、テニスやバレーボールなどの「点数制限スポーツ」がある。また野球やソフトボールの様に、時間制限や得点制限(コールドは除く)のない球技もある。
 
 いずれにしても、自陣の連続得点に持ち込みたいし、敵陣の連続得点を極力防ぎたいものですよね。強いチームはえてして連続得点を許さないチームが多いものです。
 
 例えばバレーボールを例にとって話をします。バレーボールは1セット25点のラリーポイント制で、2セット先取したチームが勝ちます。
選手の真理としては25-10程度のあっさりしたスコアで大勝したいだろうが、そうは問屋が卸さない。我が愛媛大学医学部のバレーボール部は25-23で勝つことを目標にしている。
また25点はすべて自陣の力で取れるのではなく、そのうち10点は相手のミスで「勝手に点数が転がり込んでくる」事を、皆が徹底的に理解している。事実、相手のミスで入った得点、こちらの技術で入った得点・・と詳しくデータを取った事がある。また25点中、各個人の技術で何点取れたかも記録した。その結果、エースですら5-7点/25点であった。であるから、各個人が絶体2点は取る!2回は得点板をめくる!と具体的な目標もある。
 
ただダラダラと点数を重ねて25点になるとは考えないのです。相手チームによっても異なりますが、1セットの流れの中で12、18、22、23点という4つ程度の通過ポイントを決めている。登山で頂上を目指すときのチェックポイントのようなものだ。その点数に到達すればチーム一丸となって確認したり、変えたりしていることがある。こういうことを「戦術」という。バレーボールが上手いのと、バレーボールの試合で勝つのは少し違うんですよね。
 
 出来ることならば相手よりも先に到達したいものですが、12点目までは相手にリードを許してもよいと決めている。ただし「○○差」にしておきたい。12点までは観察の時間です。この辺までゲームが進むと、相手のエースやセッターの調子、サーブの癖、好きなコンビのパターン、相手チームの本日の調子・・等が分かるからだ。
次のチェックポイントは18点目と決めている。この点数は特に大事にしている。何がなんでも18点目には相手よりも先に到達したい。精神的優位に立ちたいからだ。しかし仮に相手が先に18点とってもへこたれない。相手が18点先取すれば22点モードに切り替える。続く22点、23点というチェックポイントが待っているのです。しかも日常の練習では「23-22で劣勢」といった得点板をわざわざ出して、その非常時を意識付ける練習を数分間している。ジュウスに持ち込めば、絶体相手は焦っていると決めつけている。事実、昨年全国制覇したメンバーはジュウスに強かった。
 つまり18,22,23点目の約束事をいろいろと決めているのです。相手が先にこの点数になったらどうするか?こちらが先にこの点数になったらどうするか?「このクイックは使えない。」「このコンビは使いたい」など色々とオプションが縮まる。縮めるのです。
状試合当日、状況は刻々と変わるのでなかなか思うようには行かないが、時に予想道理に事が運ぶことがなる。何となく25点まで登り詰めているのではないのです。
 
試合中には相手チームに必ず得点されますよね。無論、球技は「デイフェンス」です。5点連続得点されたらすっかり相手のペースでしょう。でも6点目を許さないチームには、後でチャンスが訪れてくるかも知れません。相手が勢い付いている時はどうにもなりません。そんな時はただただ我慢。凌ぐしかありませんよね。
我がバレーボール部も、相手エースの得点は仕方ない・・。と割り切っています。それが相手の一番の得意技、チームの色なのですから。なんとか連続得点を防ぎ、ローテーションさせたいものですね。そのかわり2,3,4番手のアタックをなんとかしたいものです。
相手の一番得意な攻撃での得点は仕方がありません。何点まではいい!なんて割り切りましょう。相手エースを封じ込めるなんて考えないことです。封じ込めたいのは2,3,4番手のアタッカーです。相手エースですら5-7点しか取れないのですから。
 
そして、最終結果が1点差で勝つものが球技であると考えてください。途中の登る経過で勝敗を決めるのではありませんからね。
これがチームの「得点意識」。もう一つ「デイフェンス意識」はまた次回に。
 

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