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問16.「自分の間合い」「心地いい間合い」(試合当日1)

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「自分の間合い」「心地いい間合い」(試合当日1)
 
 先日、全国中学校体育大会の愛媛県予選会があった。砥部町にある競技場で行われる、陸上競技の大会である。
 今の私には全く関係が無いのであるが、今治市弓削中学校の「臨時陸上部」の応援に行ったのだ。このチームのメンバーは地方予選を勝ち抜いてきた生徒達であるが、その殆どがバスケットボール部やサッカー部の所属である。勿論、オールウエザーのグランドを走るのは初めての経験であっただろう。顧問の二人の先生も大変熱心で、それぞれ、サッカーが専門であるが今はバスケット部の顧問、剣道が専門であるが今はバスケット部の顧問という、中学スポーツならでわの事情のお二方による引率であった。
すなわちこのチーム、陸上競技もあまり詳しくないどころか、競技の進行や雰囲気も当然詳しいはずがなかった。しかし、先生は溌剌として明るく、生徒も屈託のない笑顔で元気があった。
 
 その日は生憎の曇り空であった。順調に競技は進行していったが、途中激しい雷雨にみまわれ、2時間の競技中止となった。
 陸上競技の場合、各種目の開始時間が細かく決まっており、競技の進行具合で開始時間が前後することはまずない。開始時間の遅延は天候のみにより左右されるのだ。
 
 通常、この開始時間から逆算して、自分が何時から準備運動をするかを決める。私の中学時代(陸上競技800メートル)のリズムは、まず朝一番に汗をかくほどのアップしてから競技場に入る。そしてスタートの100分前に最後のアップをして、少し休んだ後に、召集(ゼッケンの確認)に行く。これが私の心地いい「間合い」であった。
 
 雷雨で2時間も時間がずれ込むと、自分の間合いが狂う。折角盛り上げている心身のコンヂイションが乱れるだろう。
 その後、競技が再開したが、再度豪雨になり2回目の一時中止になった。
 
例えば野球の場合はグランドコンヂションが悪化すれば、その日は中止で試合延期になる。しかし、陸上競技は全天候型のグランドであるので、雷がおさまれば再開になるのだ。2回目の中止も約2時間に及び合計4時間近く、競技開始がずれ込んだ。さすがに生徒も疲れ切っている様子であった。
 召集に行っていた女子学生が「一回帰ってくださいとまた言われた」っと言いながら、自校のテントにブツブツいいながら、引き返してきた。ここまで待たされると、すっかり「自分の間合い」でなくなる。体も冷え切っていたことだろう。しかもその選手はバスケットが専門である。
 実に珍しい、そして選手には気の毒な一日であった。結果は皆、本来の実力を出せないままで予選敗退した。
 
 例えば出張中に飛行機の出発時間が遅れることがよくある。2回目の予定がさらに遅れることもありますよね。ただ、飛行機に乗り込むだけでも嫌になるのに、これが今から自分一人で走るとなれば、もっと気の毒である。
 こんな予期せぬ事情で、自分の「間合い」が狂う時はどうしますか?自分の心地よい間合いをどのように作り、それを維持しますか?
 
 逆に、対戦相手がチームであるスポーツなどでは、どのようにして相手の心地いい間合いを外しますか?
 
 心地いい自分の間合いで、充実した身心の状態でスタート位置に立てる工夫を考えてみてください。

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