問38 腸脛靭帯炎(怪我2)(対象:高校生以上)
38腸脛靭帯炎(怪我2)(対象:高校生以上)
ランナーに多い膝の外側の痛みに「腸脛靭帯炎」があります。 腸脛靭帯iliotibial tractとは身体の中で一番長い靭帯です。骨盤の「腸骨稜」と膝外側の「ひ骨の外側頭」を結ぶ靭帯で、大腿部の外側にあります(写真参照)。簡単に言いますと、大腿部の外側の筋肉の表面の膜。これを強力に補強している靭帯のことです。太ももを触ってみて下さい。内側は柔らかいでしょう?でも外側は硬く触れるはずです。
膝の繰り返しの曲げ伸ばしによって、大腿骨外側か部(骨)と、腸脛靭帯炎が擦れあうことによって、腸脛靭帯炎が起こります。言い方を変えると、腸脛靭帯摩擦症候群ともいえるでしょう。長距離ランナーや、市民健康ランナーにもよく見られます。また下肢の形がO脚の人や、下腿が内側に捻じれている人に多い傾向があります。固いアスファルトの上での走行距離や、シューズに問題がある時にもよく起こります。
予防方法ですが、大腿外側部のストレッチが非常に重要です。写真のようなストレッチを、練習の前後に必ず行ってください。軽い痛みの時には、一番痛いところを、人差し指で探してマークをつけてVYテーピングを行ってください(問答のテーピングのところ参照)。
またお風呂の中で、痛い部分を中心にマッサージを行いましょう。下から上にこすり上げるようにして、50-100回程度行ってください。
