問30 静的ストレッチで汗をかいていますか?(柔軟性3・中学生以上)
30.静的ストレッチで汗をかいていますか?(柔軟性3、中学生以上)
日々の練習の前に「動的ストレッチ」と「静的ストレッチ」を行いましょう。ここで大切なことは、これらのストレッチを「準備運動」として考えないことです。これらのストレッチは「トレーニング」そのものです。そもそも準備運動なんて意識を捨てて下さい。準備運動と思って行うストレッチと、トレーニングの一つと思って行うそれはあまりに意識の違いがあります。私は、平成21年1月からプロ競輪選手の通うジムに時々交ぜてもらってトレーニングをしています。彼らのジムではトレーニングの開始に「動的ストレッチ」と「静的ストレッチ」を行います。実は、この時間が一番意識が高く、皆さん集中しています。大変驚きましたが、これは今までの私自身の運動理論を根本から覆されました。
「動的ストレッチ」を行うと身体が温まってきますが汗をかくところまではいきません。ところが「静的ストレッチ」になると汗をかきます。ここで重要な事は、「静的ストレッチ」もパートナーで行うことです。二人組、できれば三人組がベターです。昨日よりも柔らかくなるんだ!先月よりも柔らかくなるんだ!去年より柔らかくなるんだ!っと思って静的ストレッチをしている方は以外と少ないのではないでしょうか?
空手・相撲・柔道・体操・新体操などの選手は皆、股関節(股割り)やハムストリングスを含む全身の筋肉が柔らかいですよね。特別彼ら自身の身体の構造が異なっているとは思えません。日々のストレッチの「方法」と「意識」が違うのです。 「腹筋1000回するぞ!」って張り切る選手は多いでしょう。「股割りできるまで柔らかくなるぞ!」って張り切る選手は少ないものです。
正しい方法で、しかも高い意識で「静的ストレッチ」を行うと汗をかきます。
先日、私が某競輪選手に「なんで汗かくんでしょうね?」と訪ねると、T選手は「そりゃ先生、上っ面が伸びてるだけが、芯まで伸びているかの違いですよ!」って笑って答えてくれました。