私たち放射線技師は、これらの装置から出来上がった写真を
放射線技師は、医師の指示の下、放射線の一種である「 X 線」を人体に
照射して、見た目では分からない臓器や骨などの疾患や病気を発見する
ための検査を行います。では、 X 線とは一体何者なのでしょうか。
実は、 X 線の正体は「光」なのです。ただ、普段私たちの目に見えてい
る光よりも強いエネルギーを持っているため、人間の目では捉えることが
できないだけなのです。また、エネルギーが強いため、 X 線が人体に当
たると人体を透過します。しかし、全ての X 線が透過するわけではなく、
脂肪や筋肉、骨などによって吸収されてしまうものもあります。そのため、
体の部位によって透過する X 線の量が違います。この X 線の量を写真
にしたものが一般に「レントゲン写真」と呼ばれるものです。
私たちの病院では、 X 線装置として撮影装置 (CR) 、透視装置 (DR) 、
CT 装置があります。 CR とは、レントゲン写真を撮るための装置で、頭
から足まで全身の写真を撮ることができます。 DR は、主に胃や腸の
バリウムを使った検査や血管の造影検査のために使われる装置で、
リアルタイムに体の情報を得ることができます。 CT 装置は、体の輪切り
の写真を撮るためのもので、体内のどの部分に病変があるか、ということ
を詳しく検査できます。
私たち放射線技師は、これらの装置から出来上がった写真を元に、
人体解剖と照らし合わせて、異常なところはないか、ということを判断
する手助けをしています。