白石病院 糖尿病患者会

第6回三思会総会について

白石病院 糖尿病 友の会
「三思会」 会報   第6号
                                    発行日: H 27年 12月 16日


 第六回 三思会総会を終えて         内科外来
                                    看護師 越智 和江


今年で6回目となる、患者会「三思会」総会が11月14日に開催されました。当日は、天候が悪い中、36名
の患者様に参加していただきました。回を重ねるごとに御家族様も一緒に参加されている様子が伺え、うれ
しく思いました。今回は、愛媛大学医学部附属病院の高田康徳先生をお招きし、「糖尿病で健康寿命を縮め
ないために」と題して、三大合併症のひとつである糖尿病腎症についてご講演いただきました。家庭での血
圧の測定方法やタイミング、食事の摂り方など患者様が普段から聞きたかった講演内容であり、興味津々で
耳を傾けて聞いていらっしゃいました。また、当院検査技師による「気軽にSMBGを」のレクチャーでは、
実演を行い、SMBGをしていない患者様が身近に触れることができたのではないかと思いました。総会後、
余興として、語りと琴や尺八の音色が響き渡り穏やかな気分になりました。今後も患者様と共に糖尿病とう
まく付き合っていくコツを学んで行きたいと思います。


第六回三思会総会ロゴ
                          開催:H27.11.14


第五回三思会総会写真01



第五回三思会総会写真02

            特別講演                レクチャー
       「糖尿病で健康寿命を縮めないために        「気軽にSMBGを」
          -糖尿病性腎症-」             血糖自己測定の実演
        愛媛大学医学部附属病院  高田康徳先生




第五回三思会総会写真01



第五回三思会総会写真02

        牧野先生より閉会の挨拶        <余興>瀬戸内の四季と民話の世界
                                   葉風会越智紗葉



今年の三思会も例年通り各メーカーによる展示のほか検査室では、無料で血糖測定を行い、大盛況
でした。
 お忙しい中、多数ご参加して頂きありがとうございました。(スタッフ一同)



今年度の三思会では、糖尿病の三大合併症のひとつである糖尿病腎症を高田先生よりご講演いただき
ました。腎臓を守るために高血圧、糖尿病、肥満、脂質異常をコントロールする必要があります。ここ
高血圧の治療の重要な鍵である食事療法のポイントと正しい血圧測定の方法をご紹介いたします。



食事療法のポイント

①外食や市販の弁当、加工食品では減塩できないことを認識する。
 ②うどん、そば、ラーメンのつゆは残す。
 ③かけしょうゆ、つゆをかける丼物は避ける。
 ④基本的に長期間保存できる食品(漬物、ひもの、ウインナーなど)は塩分が多い。
 ⑤新鮮な素材の料理を選ぶ。
 ⑥塩分を減らすための“こうやさん”日本伝統文化である“だし(うまみ)”を見直す。辛料(辛子、
  わさび、スパイス)、まみ(鰹節、昆布、いりこなどの出汁)、味(ネギ、ショウガ)、
  味(酢、柑橘)の利用より薄味でもおいしくいただける。

正しい血圧測定

【必須条件】
 朝 起床後1時間以内(排尿後、朝の服薬前、朝食前、座位1-2分安静後)
 晩(就床前)座位1-2分安静後
 【測定時の条件】
 *静かで適当な室温の環境 *会話をかわさない
 *背もたれつきの椅子に脚を組まずに座って1~2分の安静の後、数分の安静後
 *測定前に喫煙、飲酒、カフェインの摂取を行わない

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